2020年 新春おせち料理企画

令和2年1月19日(日)、毎年恒例となりましたおせち料理企画がさつき寮で実施されました。さつき寮、みずき寮、きょうと留学生ハウスの寮生たち、総勢30名近くの寮生が参加しました。日本の新年の伝統の味を体験して貰いたいと京都グレースライオンズクラブの皆さまが企画して実施して頂いています。
午前中に寮生たちが餅つき大会に出掛けている間にグレースライオンズクラブの皆さまが、おせち料理の準備をして頂いており、寮生たちが戻った頃にはコモンルームに美味しそうな匂いが漂っていました。

グレースライオンズクラブの皆さまが準備して頂いたエプロンと三角巾を身に着けて、各テーブルに用意している具材の調理を寮生たちが体験します。グレースライオンズクラブの皆さまに教えられながら錦糸卵を作る寮生や芋きんとんを丸める寮生など、寮生たちも日本料理の手ほどきを受けていました。

調理も終わって、お重に1つ1つ盛り付けをしました。みんな上手にできて寮生たちはにっこりです。

お雑煮、ちらし寿司が配られて着席。グレースライオンズクラブの皆さまからのご挨拶をして頂いて、全員で手を合わせて「いただきます」を合唱し、おせち料理を味わいました。彩とりどりに調理され、願いが込められた食材に寮生たちは関心を寄せ、目でも味わう日本料理の神髄を寮生たちは実感したものと思います。おせち料理に大満足の様子で、たくさんの寮生がおかわりをしていました。

日本の料理を満喫したあとは、寮生たちよりグレースライオンズクラブの皆さまへ感謝のメッセージを綴った寄せ書きを進呈させて頂きました。

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毎年、このように寮生たちに日本の伝統的な習わしに接する機会を提供して頂いている京都グレースラインズクラブの皆さまには心より感謝いたします。

2020年 4棟合同企画

令和2年1月18日(土)
きょうと留学生ハウス
きょうと留学生オリエンテーションセンターさつき寮
きょうと留学生オリエンテーションセンターみずき寮
そして昨年新たにできた、京都大学百万遍国際交流会館
の4棟の留学生寮、総勢67名で茶道・着物体験の合同企画を行いました。

京都ハンディクラフトセンター3階にある、京ごころさんに訪問し、まずはグループに分かれて自己紹介をしました。初めて会う姉妹寮の寮生たちですが、すぐに意気投合していました。

始めは茶道体験です。
茶室でする茶道の説明とお点前に、寮生たちは興味津々でした。

その後は実際にお抹茶とお菓子をいただきました。お菓子を竹串で食べるのも、お茶の作法も難しそうにしていましたが、みんな味わいながら日本の伝統文化を楽しみました。
次は自分でお茶を点てます。実際にしてみると泡がなかなかうまくできませんがスタッフの方にコツを教えていただき、自分で点てたお茶も美味しくいただきました。

茶道経験のある寮生がいたので、披露してもらいました。すごく落ち着いた動作で、寮生たちは感心し見入っていました。

茶道体験が終わった後は、着物体験です。たくさんの着物の中からお気に入りの1着を選び、着付をしていただきました。寮生が着付から帰ってくる度に「お~!!」と歓声が上がっていました。みんなとても似合っていて、いろいろなポーズで写真を撮り楽しみました。

着付を待っている間は、けん玉講習会を行いました。一度やりだすとみんな夢中になってやっていました。

みんなの着付が終わった後は平安神宮に行き、それぞれ写真撮影大会が始まりました。神苑の中はどこで撮っても素敵な風景で、映えていました。

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初めての4棟合同企画では茶道、着物、けん玉と日本の伝統文化を寮生に知ってもらい、とても貴重な体験になったと思います。

2019年春 防犯・交通安全講習

平成31年4月18日(木)、今春にさつき寮ときょうと留学生ハウスに入寮した留学生たちに向けて防犯・交通安全講習が実施されました。
今回も上京警察署の署員の方々にさつき寮にお越しいただき、在留カードの携帯義務や資格外活動、留学生が巻き込まれやすい犯罪などの注意喚起と自転車のルール等の交通安全講習、そして護身術の講習が実施されました。
署員からの日本語での説明には、留学生たちと一緒に生活しているさつき寮のRAたちが英語に通訳をしてくれており、留学生たちの理解に大いに役立ってくれています。

最後には毎回恒例となっている護身術の講習が行われました。警察官に護身術を指導されている先生より、強盗や暴漢などからの危機から脱する術をご指導いただきました。
寮生たちがペアになって様々な状況で活用できる護身術を教えていただきました。和気藹々としたなかで教えていただいていましたが、実際の生活で護身術を使う機会に遭遇することが無いことを願うばかりです。

 

2019年春 RA企画(防災センター&東寺)

平成31年4月7日(日)、きょうと留学生ハウスとさつき寮の寮生たちが、京都市市民防災センターを訪問し、様々な災害体験と防災活動の学習を行ってきました。

企画に参加した留学生たちは、防災センターで提供されている防災学習プログラム(映像体験、消火体験、水害体験、避難体験、地震体験、強風体験)に参加しました。
最初に全員がシアタールームに案内され、これまでに京都で発生した各種災害と市民防災活動の取り組みの歴史等が記録された映画を鑑賞しました。
その後、各寮でグループに別れて防災センター内で体験できるプログラムに参加しました。

消火体験では、消火器の種類の説明と火災の種類に応じた消火器の使い方について説明を受けました。その後、消火器の使い方を学び、画面に映し出された火災映像に消火器で放水し消火活動を行う体験を行いました。

水害体験では、大雨により地下街に大量の雨水が流れ込む映像を鑑賞しました。その後浸水の高さによって扉が重たくなる装置を使い、扉を開ける体験に挑みました。水深40cm になると屈強な留学生であっても簡単に扉を開けることができませんでした。

避難体験では、ホテルや旅館に宿泊する際には必ず避難経路を確認することを説明され、燻煙が立ち込める暗闇の廊下から避難する体験に参加しました。
地震体験室では、一般家庭のリビングを模した装置を使い、震度7までの横ゆれを体験しました。ここでは、地震が発生した際の初期動作について学ぶことができました。

強風体験では、最大風速32メートルまでの強風を体験しました。目を守るためのゴーグルを着けて部屋に入った寮生たちは、徐々に風速が上がるにつれて顔が下に向き、風速32メートルになると手すりに掴まり姿勢を低くしなければいけない程でした。

防災センターでは他にも自由に防災活動を体験できる施設があり、寮生たちは空いた時間にいろいろな体験に挑戦していました。
楽しみながら防災活動の理解と体験ができる施設にて、留学生たちは防災について多くの事を学ぶことができたと思います。

寮生たちは、防災センターのあとで東寺に向かい夜間特別拝観に参加しました。雨で多くの桜が散っていましたが、ライトアップされた東寺の五重塔などの風景を楽しみ、今年最後の夜桜を楽しむことはできたようです。
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2019年 留学生、たこあげ大会へ出場

平成31年2月24日(日)、さつき寮、みずき寮、きょうと留学生ハウスの寮生たちが「第35回京都子どもてづくりたこあげ大会」に出場しました。寮生たちは「たこ作りワークショップ」で自作した凧や会場で制作した凧を手に、京都市内の学童・児童館などから集まった児童や保護者など500名近い参加者の方々と一緒にたこあげを楽しみました。

開会式では、子どもたちによる和太鼓演奏が披露され、そのあとで留学生を代表して挨拶をさせていただきました。当日は快晴で暖かく過ごしやすい天気に恵まれたのですが、風が少なかったこともあって、凧を大空に安定して滞空させるのには苦労している様子でしたが、寮生たちは子どもたちと一緒に会場を駆け回っていました。

その後、京都市内の学童・児童館の児童や保護者達が制作し競い合うエントリー競技が始まり、各館所から持ち込まれた大凧や創作凧、連凧などが次々に登場しました。今年から審査員に留学生が加わり、出場した凧の大きさやデザイン、そして飛んだ高さを評価する大役を務めることとなりました。
留学生チームは今年も連凧競技にエントリー、ワークショップで作成した過去最多最長の60連凧を手に優勝を目指します。連凧部門には5団体がエントリーしており、留学生チームの連凧の滑空順番は5チーム中最後です。先に他団体の滑空成功を見届けたあとにも関わらずでしたが、見事大空に60連凧を飛ばすことができました。
過去には2位や京都新聞社賞を受賞した経歴もあり、他団体からライバル視されるようになってきましたが、今年の結果は如何に?審査結果に期待が膨らみます。

結果発表が行われるまでの間、留学生たちはけん玉イベントにも参加させて貰いました。ステージでけん玉パフォーマンスを披露してくれた学童指導員や子どもたちにけん玉の遊び方を教わり、子どもたちの輪の中に入ってけん玉遊びを体験させて貰いました。その後、けん玉コンテストが開催され、留学生たちもコンテストに参加させて貰いました。コンテストが終了した後も延々とけん玉に夢中になる留学生の姿が印象的でした。

閉会式にて各部門での入賞団体の発表が行われました。先に大凧、創作凧の結果発表が行われ、最後に連凧部門の結果が発表になります。待ちに待った発表では、留学生チームは3位に入賞することができました。審査委員長からの総評では連凧部門は大変な接戦だったそうですが、留学生チームよりもより高く、より多く連凧を飛ばした団体が上位入賞を果たしました。
連凧で先頭走者を務めた留学生が留学生チームを代表して登壇し、審査委員長から3位入賞の賞状を受け取りました。

留学生たちがたこあげ大会に参加させていただいて3年目となりました。京都で留学する外国人留学生がたこあげ大会に参加する企画は、年を重ねる毎に多くの方々に知られる恒例行事となってきました。また、たこあげ大会に参加している学童・児童館に関係する外国人居住者や留学生からの参加も見受けられるようになってきました。日本の伝統的な遊び文化であるたこあげを通じて、留学生たちと子どもたち、そして子育て世代の親たちとの交流の幅が広がってきているように感じられるようになりました。
このような機会を提供していただいた「京都子どもてづくりたこあげ大会」実行委員の方々をはじめ地域の方々にはこの場を借りてお礼申し上げます。

2019年 留学生たこつくりワークショップ

平成31年1月31日(木)・2月1日(金)の2日間、2月24日に開催される「京都こどもてづくりたこあげ大会」の留学生チーム参加に向けて、手作りたこ制作のワークショップがさつき寮にて実施されました。

第35回京都こどもてづくりたこあげ大会実行委員会のスタッフの方々にお越しいただき、ワークショップ1日目は留学生たちに個人用の六角形の和凧の制作を指導していただきました。まずは凧に絵を描きます。みんな一斉にスマートフォンで自分の好きなモチーフやデザインを探して、それを参考にしながら描いていました。絵を描き終えたら竹骨・尾・たこ糸を付けて完成。アニメのキャラクターや母国の風景・動物など、個性的な絵柄の和凧ができあがりました。留学生たちは自分で作った凧が空に舞い上がるのをイメージしながら、たこ糸がバランスよく付けられているか軽く走って確認していました。

ワークショップ2日目は連凧の制作です。1日目と同様に、凧に絵を描くところから始めます。それぞれ好きな絵柄を描いてでき上がった凧を重ねていきますが、連凧は枚数が多いので段々と描くペースが遅くなり、「もう描くものがありません!」と留学生たち。たくさん描いてくれたおかげで色とりどりの凧ができあがりました。今回は、昨年に制作した連凧も活かして、新しく作った凧を連ねていきました。

留学生チームとして一昨年、昨年と二年連続で賞を頂いているので、今年の目標は優勝でしょう!留学生たちの凧が京都の大空高く舞う大会当日が楽しみです。

2019年 新春おせち料理企画

平成31年1月20日(日)、毎年恒例となりましたおせち料理企画がさつき寮で実施されました。さつき寮、みずき寮、きょうと留学生ハウスの寮生たちに日本の母の味と日本の新年の伝統を体験して貰いたいと京都グレースライオンズクラブの皆さまが企画して実施して頂いています。
午前中に寮生たちが餅つき大会に出掛けている間にグレースライオンズクラブの皆さまが、おせち料理の準備をして頂いており、寮生たちが戻った頃にはコモンルームに美味しそうな匂いが漂っていました。匂いに誘われるように寮生たちも続々と集まりだして、予定よりも早くに調理を進めていくことになりました。

グレースライオンズクラブのお母さんたちに教えられながら錦糸卵を作る寮生や芋きんとんを丸める寮生、盛り付けを手伝う寮生など、寮生たちも日本料理の手解きを受けていました。
調理も終わって一人ずつにおせち料理が詰まったお重と雑煮、ちらし寿司が配られて着席。グレースライオンズクラブの皆様からのご挨拶とおせち料理の説明をして頂いて、全員で手を合わせて「いただきます」を合唱しました。

彩とりどりに調理され、願いが込められた食材に寮生たちは関心を寄せ、目でも味わう日本料理の神髄を寮生たちは実感したものと思います。日本の母の手料理を満喫したあとは、寮生たちよりグレースライオンズクラブのみなさまへ感謝のメッセージを綴った寄せ書きを進呈させて頂き、寮生によるピアノの独奏を披露させて貰いました。

毎年、このように寮生たちに日本の伝統的な習わしと日本の母たちの心と味に接する機会を提供して頂いている京都グレースラインズクラブの皆様には深く感謝します。
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2019年 中立区民ふれあい もちつき大会

平成31年1月20日(日)、きょうと留学生ハウスの寮生たちが「中立区民ふれあい もちつき大会」に参加しました。会場の新町小学校に到着すると、ピロティー(屋根のある広場)では既にたくさんの方々がお餅の準備をしてくださっていました。
寮生たちも早速お餅をいただきました。まずはのり巻餅から。出来立てのやわらかいお餅をみんなでいただきます。そしてぜんざい・あべ川餅・おろし餅と4種類も用意していただいたおかげで、寮生たちはお餅の色々な食べ方を知ることができ、それぞれの味を堪能できたようです。

 


お腹がいっぱいになったところで、お餅つきの体験です。地域の方々に杵の持ち方を教えていただき、一人ずつ体験させていただきました。みんな上手にできていましたが、「無駄な動きがない」と特に褒められている寮生もいました。
「たくさん食べてねー。」とお声がけいただいたり、「お餅のお米は普通のお米とは違いますか?」と寮生から質問したりと、地域の方々とも交流することができました。
寮生にとっては日本の文化・お正月の風習に触れられる貴重な機会となりました。
御準備くださった地域の方々に感謝申し上げます。

 

 

 

デコ巻き寿司レッスン

平成31年1月12日(土)、きょうと留学生ハウスに「Kyoto Pretty Rolled Sushi」の紀子先生をお迎えして、デコ巻き寿司のレッスンを開催しました。今回は日本だけでなく海外でも人気のキャラクター「ドラえもん」の巻き寿司の作り方を教えて頂きました。
先生の説明を聞きながらみんな一緒に作っていきます。
まずは材料の準備。予め用意して頂いていたご飯を量って分けたり、ふりかけを混ぜたり、海苔を切ったり巻いたり。
そして先生の説明に従ってパーツごとに分かれていた材料を順番に組み立てていくと、だんだんと顔らしく見えてきます。最後に海苔で巻いて、まきすで形を整えます。わくわくしながら包丁でカットすると、歓声が上がりました。断面はちゃんと顔になっています。海苔で目やひげをつけると完成。それぞれ表情豊かな個性的なドラえもんのお顔ができあがりました。

食べるのがもったいなく感じますが、早速みんなで試食です。
今回の参加者全員出身国が違っていたので、母国でのドラえもんの人気や材料に使った紫蘇をどのように食べるかなどを紀子先生とお話しながら頂きました。可愛いだけでなく、お味もとても美味しくできていました。
留学生たちは「簡単だった!」と感想を言って、酢飯の作り方を先生に確認したりしていました。作り方をしっかり覚えて自分の国に帰ってからパーティーでこのお寿司を披露すれば、きっと盛り上がること間違いなし!でしょう。

 

2018年 秋のきょうと留学生ハウス企画

平成30年12月9日(日)、きょうと留学生ハウスでは、寮生に日本の伝統や工芸・文化を体験してもらう企画「京町屋で和菓子作り体験と三十三間堂拝観」を実施しました。
最初に「京菓匠 七條甘春堂」を訪問し、和菓子作りの体験です。こちらでは上生菓子と呼ばれる季節の和菓子の作り方を教えて頂きます。12月の和菓子は、山茶花・南天・柴の雪の3種類でした。
まずは先生が順番に解説しながら、3種類の和菓子を作られるのを見学します。粘土のように丸められていた生地が、職人である先生の手によって美しい繊細な和菓子へと変わっていきます。寮生たちは先生の巧みな手さばきや技に驚きながら熱心に見ていましたが、早速「難しい~!」という声が上がっていました。
そして実際に自分たちで和菓子を作ります。先生の説明を思い出しながら、繰り返し流れる作り方の映像を確認しながら、寮生たちは見様見真似で和菓子を形作っていきます。
途中で先生に質問したり、手の使い方やこつを教えて頂いたりして、なんとか和菓子ができあがりました。

和菓子作り体験の後は茶道体験も。抹茶を自分で点てて、4品作った和菓子のうちの1品をその場で頂きます。先生が作られた見本とは少々見た目が違っていても、自分で作った和菓子は格別の美味しさでしょう。残りの3品はお土産で持ち帰れるので、寮に戻ってからもまた和菓子を楽しむことができます。
寮生たちからは「難しかったけど面白かった。」「和菓子がどのように作られているのか分かって良かった。」「和菓子の値段が高い理由が分かった。」などの感想が聞かれました。

和菓子を堪能した後は、すぐ近くにある三十三間堂へ。京都にはたくさんの寺院がありますが、三十三間堂は初めての訪問という寮生がほとんどです。
靴を脱いでお堂の中に入ると、1001体の千手観音像に圧倒されます。寮生たちは心穏やかに、ゆっくりと仏像に見入っていました。おみくじを引いたり家族にお守りを購入したりと、思い思いの時間を過ごしたようです。

この日のイベントには18名の寮生が参加し、日本の伝統や文化に触れながらお互いの交流を深めることができ、楽しい1日となりました。