さつき寮&みずき寮

 「きょうと留学生オリエンテーションセンター」は、京都府の遊休資産を活用し、民間活力を導入した手法で整備した留学生宿舎です。さつき寮(上京区)とみずき寮(左京区)の2棟が、2014年3月20日に竣工しました。

寮には来日間もない入居留学生が、京都での生活に1日でも早くなじめるよう「留学生オリエンテーター」と日本人学生による「レジデント・アシスタント(RA)」が様々なフォローをしています。寮生同士の交流や地元行事等へも参加し、留学生たちが大学での生活だけでなく、様々な交流を通じて多様な文化や習慣等で楽しい時間を過ごしています。

このブログでは、きょうと留学生オリエンテーションセンターで生活する学生たちの日常の様子を 紹介していきます。

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2019年 新春おせち料理企画

平成31年1月20日(日)、毎年恒例となりましたおせち料理企画がさつき寮で実施されました。さつき寮、みずき寮、きょうと留学生ハウスの寮生たちに日本の母の味と日本の新年の伝統を体験して貰いたいと京都グレースライオンズクラブの皆さまが企画して実施して頂いています。
午前中に寮生たちが餅つき大会に出掛けている間にグレースライオンズクラブの皆さまが、おせち料理の準備をして頂いており、寮生たちが戻った頃にはコモンルームに美味しそうな匂いが漂っていました。匂いに誘われるように寮生たちも続々と集まりだして、予定よりも早くに調理を進めていくことになりました。

グレースライオンズクラブのお母さんたちに教えられながら錦糸卵を作る寮生や芋きんとんを丸める寮生、盛り付けを手伝う寮生など、寮生たちも日本料理の手解きを受けていました。
調理も終わって一人ずつにおせち料理が詰まったお重と雑煮、ちらし寿司が配られて着席。グレースライオンズクラブの皆様からのご挨拶とおせち料理の説明をして頂いて、全員で手を合わせて「いただきます」を合唱しました。

彩とりどりに調理され、願いが込められた食材に寮生たちは関心を寄せ、目でも味わう日本料理の神髄を寮生たちは実感したものと思います。日本の母の手料理を満喫したあとは、寮生たちよりグレースライオンズクラブのみなさまへ感謝のメッセージを綴った寄せ書きを進呈させて頂き、寮生によるピアノの独奏を披露させて貰いました。

毎年、このように寮生たちに日本の伝統的な習わしと日本の母たちの心と味に接する機会を提供して頂いている京都グレースラインズクラブの皆様には深く感謝します。
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2019年 中立区民ふれあい もちつき大会

平成31年1月20日(日)、きょうと留学生ハウスの寮生たちが「中立区民ふれあい もちつき大会」に参加しました。会場の新町小学校に到着すると、ピロティー(屋根のある広場)では既にたくさんの方々がお餅の準備をしてくださっていました。
寮生たちも早速お餅をいただきました。まずはのり巻餅から。出来立てのやわらかいお餅をみんなでいただきます。そしてぜんざい・あべ川餅・おろし餅と4種類も用意していただいたおかげで、寮生たちはお餅の色々な食べ方を知ることができ、それぞれの味を堪能できたようです。

 


お腹がいっぱいになったところで、お餅つきの体験です。地域の方々に杵の持ち方を教えていただき、一人ずつ体験させていただきました。みんな上手にできていましたが、「無駄な動きがない」と特に褒められている寮生もいました。
「たくさん食べてねー。」とお声がけいただいたり、「お餅のお米は普通のお米とは違いますか?」と寮生から質問したりと、地域の方々とも交流することができました。
寮生にとっては日本の文化・お正月の風習に触れられる貴重な機会となりました。
御準備くださった地域の方々に感謝申し上げます。

 

 

 

2019年 滋野地区 新春もちつき大会

平成31年1月20日(日)、地域で開催されました「もちつき大会」にさつき寮とみずき寮の寮生たちが参加しました。
朝から雨模様の天気でしたので、例年は運動場で実施されている催しが体育館の中で行われることとなりましたが、寮生たちは会場に到着早々に振舞われていたぜんざい、きなこ餅、おろし餅に舌鼓を打っていました。

お腹も満たされたあと、寮生たちが楽しみにしていた「餅つき体験」に参加させて頂く事になりました。体育館の外に設営された餅つき会場では、慣れた手つきで餅をついている地域の方々の中に入れて頂いて餅つきを体験しました。地域の方々の掛け声に合わせて杵を振り下ろしますが、杵に身体が持って行かれそうになりそうになる寮生もいれば、地域の方も顔負けの力自慢を披露した寮生など、寮生たちも様々な反応を見せていました。

餅つきの隣では、つきたてのお餅を丸くこねる作業を婦人の方々が行っています。餅つき体験を終えた寮生たちも餅を丸める輪の中に入れて頂いてお手伝いさせて頂きました。地域のご婦人方々から優しく指導して頂きながら一緒に餅を丸めていました。

寮生たちは、日本の伝統的な新年行事に参加させて頂き、貴重な体験になったことと思います。

 

デコ巻き寿司レッスン

平成31年1月12日(土)、きょうと留学生ハウスに「Kyoto Pretty Rolled Sushi」の紀子先生をお迎えして、デコ巻き寿司のレッスンを開催しました。今回は日本だけでなく海外でも人気のキャラクター「ドラえもん」の巻き寿司の作り方を教えて頂きました。
先生の説明を聞きながらみんな一緒に作っていきます。
まずは材料の準備。予め用意して頂いていたご飯を量って分けたり、ふりかけを混ぜたり、海苔を切ったり巻いたり。
そして先生の説明に従ってパーツごとに分かれていた材料を順番に組み立てていくと、だんだんと顔らしく見えてきます。最後に海苔で巻いて、まきすで形を整えます。わくわくしながら包丁でカットすると、歓声が上がりました。断面はちゃんと顔になっています。海苔で目やひげをつけると完成。それぞれ表情豊かな個性的なドラえもんのお顔ができあがりました。

食べるのがもったいなく感じますが、早速みんなで試食です。
今回の参加者全員出身国が違っていたので、母国でのドラえもんの人気や材料に使った紫蘇をどのように食べるかなどを紀子先生とお話しながら頂きました。可愛いだけでなく、お味もとても美味しくできていました。
留学生たちは「簡単だった!」と感想を言って、酢飯の作り方を先生に確認したりしていました。作り方をしっかり覚えて自分の国に帰ってからパーティーでこのお寿司を披露すれば、きっと盛り上がること間違いなし!でしょう。

 

2018年 秋のきょうと留学生ハウス企画

平成30年12月9日(日)、きょうと留学生ハウスでは、寮生に日本の伝統や工芸・文化を体験してもらう企画「京町屋で和菓子作り体験と三十三間堂拝観」を実施しました。
最初に「京菓匠 七條甘春堂」を訪問し、和菓子作りの体験です。こちらでは上生菓子と呼ばれる季節の和菓子の作り方を教えて頂きます。12月の和菓子は、山茶花・南天・柴の雪の3種類でした。
まずは先生が順番に解説しながら、3種類の和菓子を作られるのを見学します。粘土のように丸められていた生地が、職人である先生の手によって美しい繊細な和菓子へと変わっていきます。寮生たちは先生の巧みな手さばきや技に驚きながら熱心に見ていましたが、早速「難しい~!」という声が上がっていました。
そして実際に自分たちで和菓子を作ります。先生の説明を思い出しながら、繰り返し流れる作り方の映像を確認しながら、寮生たちは見様見真似で和菓子を形作っていきます。
途中で先生に質問したり、手の使い方やこつを教えて頂いたりして、なんとか和菓子ができあがりました。

和菓子作り体験の後は茶道体験も。抹茶を自分で点てて、4品作った和菓子のうちの1品をその場で頂きます。先生が作られた見本とは少々見た目が違っていても、自分で作った和菓子は格別の美味しさでしょう。残りの3品はお土産で持ち帰れるので、寮に戻ってからもまた和菓子を楽しむことができます。
寮生たちからは「難しかったけど面白かった。」「和菓子がどのように作られているのか分かって良かった。」「和菓子の値段が高い理由が分かった。」などの感想が聞かれました。

和菓子を堪能した後は、すぐ近くにある三十三間堂へ。京都にはたくさんの寺院がありますが、三十三間堂は初めての訪問という寮生がほとんどです。
靴を脱いでお堂の中に入ると、1001体の千手観音像に圧倒されます。寮生たちは心穏やかに、ゆっくりと仏像に見入っていました。おみくじを引いたり家族にお守りを購入したりと、思い思いの時間を過ごしたようです。

この日のイベントには18名の寮生が参加し、日本の伝統や文化に触れながらお互いの交流を深めることができ、楽しい1日となりました。

2018年冬 さつき寮RA企画

平成30年12月8日(土)、さつき寮のRAたちが主体となり寮生たちに日本の文化や伝統を紹介&体験する企画が実施されました。
今回の企画は、さつき寮に染物体験(引き染め)の講師(瑠璃工房染めアートクラブ)をお招きして実施することとなりました。コモンルームに染色用の道具一式を準備して頂き、講師の方々の指導を受けながら参加者一人一人が思い思いの好みの色を作成し、それを染色用の枠に張った布に塗っていきます。

寮生たちは布の上に描かれた色彩のグラデーションの技法や染付のアドバイスを講師の方々から日本語と英語を交えて伺い、個性に溢れた作品を作り出していました。1ヵ月前には3棟合同企画で友禅染体験が実施されましたが、今回は布全体に染付けを行う難易度も少し高めの技法となっており、先に友禅染体験で染付の初歩を学んだ寮生にとって更なる技法を知るステップアップにも繋がったようです。

指導して頂いた講師から一人一人に直接、寮生に刷毛染めの方法や色の作り方など教えて下さり、内容の濃い日本文化交流が出来たようです。特に、自身で色を作り、デザインも考えたため、それぞれの個性が出て面白く、日本的なデザインや色の枠組みを超えた様々な作品が出来あがりました。
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2018年 秋の3棟合同研修企画

平成30年11月3日(土)、京都府が所管する3つの留学生寮 「きょうと留学生ハウス」と「きょうと留学生オリエンテーションセンター さつき寮、みずき寮」に居住する留学生ら約50名が合同で日本の伝統工芸体験と天橋立観光を行いました。
最初に丹後マスターズビレッジにある大宮ふれあい工房を訪問し、京都が誇る伝統工芸の友禅染体験を実施しました。実施の前に「DO YOU KYOTO?」の環境活動の説明とエコバック利用推進に向けた案内をさせて頂きました。
寮生たちは、工房の講師より友禅染の技法に沿った筆使いと色使いの説明を受け、その後、各自が気に入った絵柄の枠を選び、エコバックに友禅染の染付を行いました。
様々な個性と特徴が活かされた絵柄がエコバックに染め付けられており、寮生たちにとっても愛着のあるエコバックになったものと思います。帰った後のお買い物が楽しくなることでしょう。

 

その後、建物に隣接するセントラーレ・ホテル京丹後に移動し、バラ寿司作り体験を実施しました。京丹後市は長寿の街として有名であり、長寿の秘訣はバラ寿司である理由をホテルスタッフより説明を受けました。寮生たちは日本語と英語で準備されたプレゼンテーションに感心しながら聞き入っていました。
長寿の秘訣の説明を受けた後は、各自のテーブルに用意されたバラ寿司を盛り付けをし、長寿を祈念しながらその味に舌鼓を打っていました。

 

昼食の後で、先程染付けたエコバックを受け取り、各自が制作したエコバックと一緒に記念撮影をしたあとで天橋立へ移動しました。

 

天橋立に到着後はリフトに乗って天橋立ビューランドを散策しました。祝日だったために施設は大変混雑していましたが、寮生たちは自然が作り出す壮大な風景を眼下に望み、他の寮生たちと童心に帰ったかのように無邪気にアトラクションなどを楽しんでいるようでした。

 

京都で生活する留学生たちに京都が誇る日本の伝統や習慣に触れて貰い、日頃訪れる機会のない地域を知って貰う貴重な時間になったものと思います。
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