さつき寮&みずき寮

 「きょうと留学生オリエンテーションセンター」は、京都府の遊休資産を活用し、民間活力を導入した手法で整備した留学生宿舎です。さつき寮(上京区)とみずき寮(左京区)の2棟が、2014年3月20日に竣工しました。

寮には来日間もない入居留学生が、京都での生活に1日でも早くなじめるよう「留学生オリエンテーター」と日本人学生による「レジデント・アシスタント(RA)」が様々なフォローをしています。寮生同士の交流や地元行事等へも参加し、留学生たちが大学での生活だけでなく、様々な交流を通じて多様な文化や習慣等で楽しい時間を過ごしています。

このブログでは、きょうと留学生オリエンテーションセンターで生活する学生たちの日常の様子を 紹介していきます。

広告

留学生への防火研修会

平成30年6月7日(木)、上京消防署にて留学生を対象とした防火研修会が実施され、さつき寮と留学生ハウスで生活している寮生が参加しました。上京区では、今年に入り大学生や大学が関係する火災やボヤが発生しているため、上京消防署より留学生に向けて防火運動の啓発を促す目的で防火研修会を特別に企画して頂きました。
さつき寮や留学生ハウスに滞在する寮生たちは、入寮の際に防火・防災講習を受講していますが、今回の研修会は座学ではなく火災実験を中心とした実践的な講習となりました。

研修会場では日常生活で利用する様々な商品が並べられており、それらを使いながら身近な物品が火災の発生になることを実演して頂きました。静電気から発火する実験やLPガスを含んだスプレー缶からの火炎実験、そして気化したガソリンの延焼実験などが行われました。


消防署の駐車場に移動しててんぷら油火災の実演実験を行って頂きました。熱し続けたてんぷら油から煙が立ち上がり、350℃に達して燃え上がるまでの様子を留学生たちは真剣な眼差しで見つめていました。キッチンで発生すると慌ててしまいますがここは消防署、安心して実験の様子を見守っていました。消防署員の方々から「火事になっても慌てないこと」を繰り返し説明して頂きました。
最後は消防署に待機している消防車両の説明をして頂きました。京都の街並みに適応した消防車両が多数配置されており、私たちの生活の安全を見守っていることを寮生たちは再認識したことと思います。

2018年春 RA企画(同居する日本人学生による文化体験企画)

平成30年5月26日(土)、さつき寮で留学生たちのサポートを行っているRA(Resident Assistant)たちが、さつき寮ときょうと留学生ハウスで生活する留学生たちに日本の伝統や工芸、文化などの体験企画を実施しました。今期の企画は、陶芸体験と京都府立植物園への訪問です。
陶芸体験では寮生たちがろくろ回しに挑戦しましたが、初挑戦の寮生は力が入り過ぎて思うように成形できずに悪戦苦闘している様子でした。そこは体験教室の指導者から丁寧に成形を手助けして頂いていたようです。成形が完成した後は、好きな絵や模様を描き、世界で一つだけの陶芸作品が次々に完成していきました。
焼き上がった作品は後日寮に届けて頂けるので、今から焼き上がりが待ち遠しい様子です。
作品が到着後、寮の食卓が様々な焼き物の器で華やぐことでしょう。

陶芸体験の後は、京都府立植物園へ向かい、様々な木々や花々などを観賞しました。訪問した時期には「さつき展」を開催しており、寮の名前を冠した花を愛でながら、所々で記念撮影などをしました。さつき寮と留学生ハウスの寮生たちも互いに交流しながら植物園を楽しんでいた模様です。

 

2018春 ウェルカムパーティー

平成30年5月19日(土)、今春にさつき寮に入寮した留学生たちと地域の方々との交流会、ウェルカムパーティーが実施されました。
今期は、京都大学や同志社女子大学からアメリカ、イタリア、チリ、インド、フランス、タイ、ドイツ、カナダ、韓国、台湾などからの留学生たちと日本人大学生のRAの総勢23名がさつき寮に入寮し新生活を送っています。既にさつき寮で生活している先輩寮生たちとも交流し、日本での新生活にも慣れてきたようです。

ウェルカムパーティーに参加した寮生たちは、中央に配置されたテーブルに用意された昼食を取りながら寮生同士や近隣の皆様、さつき寮運営に関わるスタッフらと共に歓談を楽しみました。

今春に入寮した寮生たちが皆様の前で自己紹介していただきました。不慣れな日本語でも懸命に話す寮生や流暢な日本語で自己紹介する寮生など様々ではありますが、近隣の皆様にはその姿を温かい目で見守っていただきました。

2018.5Welcome7

さつき寮での生活を通じて寮生たちには日本の生活ルールやマナーを学び、近隣の皆様との交流や日本の文化・伝統などを体験する企画等が用意されています。これらの経験を通じて、寮生たちにとって京都が第二の故郷になるよう様々なサポートを提供してまいります。
さつき寮で生活する寮生たちを引き続きどうぞよろしくお願いします。

2018年春 防犯・交通安全講習

平成30年4月25日(水)、今春にきょうと留学生オリエンテーションセンターさつき寮ときょうと留学生ハウスに入寮した留学生たちを対象とした春の防犯・交通安全講習がさつき寮で実施されました。

防犯・交通安全講習では、上京警察署の署員の皆様にさつき寮にお越しいただき、在留カードの携帯義務や資格外活動、留学生が巻き込まれやすい犯罪などの注意喚起と自転車のルール等の交通安全講習、そして最後に、簡単な護身術の講習が実施されました。今回も新入寮留学生とRAたちが講習を受講しました。

防犯用語や交通法規を英語で説明するのは大変ですが、署員からの説明をRAが通訳に挑戦してくれたおかげで寮生たちへの理解も深まるとともに、RAにとっても貴重な経験になったものと思います。

警察署で柔道や護身術の指導をされている署員に「犯罪から身を守る」ために女性でも簡単に行える護身術の講習を行って頂きました。寮生たちは2人ペアになって護身術の実践を行いました。毎回、この時がとても盛り上がります。しかし、忘れてはいけないのは「身を守ることを第一に考えること」です。安心安全な京都留学生活を送りながら、いろいろと楽しんでもらいたいと思います。

2018年春 防災・消防講習

平成30年4月17日(火)、さつき寮に入寮した留学生たちを対象とした春の防災・消防講習が実施されました。
今期は、留学生ばかりでなく日本人大学生のRA(レジデントアシスタント)も多数入寮しましたので、留学生たちは日本で生活する上で必要な防災知識と災害から身を守る方法を学び、RAたちは留学生たちが安心して寮生活を営めるために、寮内での防災意識の向上に役立ててもらう講習となりました。

前半はさつき寮内で、東日本大震災を題材にした防災ビデオを視聴し、その後上京消防署の消防署員の皆様が、地震などの自然災害が発生した際の注意事項について、RAの通訳を交えながら、説明していただきました。

座学の後、後半は、上京消防署に向かい、消火器の取り扱いなどの実地訓練を行いました、当日は生憎の雨模様でしたが、消防署の駐車場を火災現場に見立てて適切に初期消火を試みる訓練を行いました。生まれて初めて消火器を扱う留学生もおりましたが、全員が適切に消火器を扱うことを学ぶことができました。
留学生にとって日本は災害の多い国と理解されているようですが、適切な判断と適切な行動が被害を最小限に抑えることができることを留学生たちは学びました。

2018年春 住民登録と国民健康保険加入手続き

平成30年4月3日(火)、今春さつき寮に入寮した留学生たちを対象に住民登録と国民健康保険加入手続きに上京区総合庁舎へ行きました。
住民登録と国民健康保険加入手続きは、日本に居住して最初に行う行政手続きですが、日本語と行政手続きに不慣れな留学生たちにとっては不安も多いのが実情です。
今回は、公益財団法人 京都市国際交流協会から御支援をいただきまして、円滑に手続きが進むよう区役所との調整や通訳ボランティアの手配などをしていただきました。

数日前から日本に到着したばかりの留学生たちにとっては、区役所内で一人ずつ手続きを進めている待ち時間に互いを知り合える良い機会にもなったようです。新しい仲間ができて安心している様子でした。
さつき寮で京都での新生活を迎えた留学生たちにとって、京都留学が実り多いものになるよう、引き続き支援して参ります。

2018年 留学生、たこあげ大会へ出場

平成30年2月25日(日)、昨年に引き続き留学生たちが「第34回京都こどもてづくりたこあげ大会」に出場しました。さつき寮、みずき寮、きょうと留学生ハウスの寮生たちが、「たこづくりワークショップ」で作成した個人用の凧と団体用の連凧を持参して嵐山東運動公園に集まりました。

昨年の大会では、連凧のエントリー競技部門で2位と京都新聞社賞のダブル受賞を果たし、会場を大いに賑わせましたが、今年はどのような結果になるのか?多くの参加者からも注目される中で今年の大会を迎えました。

たこあげ大会の会場に到着すると既に多くのたこが上がっていました。開会式で留学生たちから挨拶をさせて頂き、その後、子どもや保護者たちと一緒に自作のたこを上げ始めました。最初は、たこのバランス調整などでなかなか空に上がらないたこもありましたが、会場に併設されていた「たこ病院」でバランス調整をして頂くと、高く空に舞い上がるようになりました。

会場の空に多くのたこが飛んでいるところで、いったん休止して、エントリー部門の競技が始まりました。京都市内の児童館や学童保育所の子どもや保護者たちが制作した大凧や創作たこなどがエントリー順に上がります。上手く空に舞い上がるたこもあれば、失速して落下するたこなど、会場の参加者たちは空を見上げながら、一喜一憂していました。

そして、いよいよ留学生チームの連凧を上げる時間となりました。
40枚の凧が連なった連凧を全員で運び、号令に合せて一気に走り抜けます。留学生一人一人が握った糸が手から離れると、連凧は空高く舞い上がりました。留学生が一枚一枚丁寧に描いたたこが、どれが自分が作ったものか見分けがつかないほど空高く舞い上がり、会場からは大きな拍手と歓声があがっていました。

全てのエントリー競技が終了し、閉会式での結果発表を待つまでの間、子どもたちによるけん玉競技を観戦し、留学生たちもけん玉に挑戦しました。
生まれて初めてけん玉に触れる留学生も多く、思い通りにけん玉で遊べない様子でしたが、指導員からけん玉のコツを教えて貰うと、全員がけん玉の剣先に玉を入れることに成功しました。剣先に玉が入ると大喜びの留学生たちでした。


そして待ちに待った閉会式、ここで各部門での受賞団体の発表と表彰が行われます。
留学生たちは連凧部門にエントリーしましたが、今年は参加団体も増えて合計6団体の中から受賞団体が選ばれます。
各部門での受賞団体の発表が行われ、最後に連凧部門の受賞者の発表が行われました。

今年の連凧部門で、留学生チームは2位を獲得しました。
なお、100枚の連凧を飛ばした学童保育所の子供たちの団体が優勝し、京都新聞社賞は小学校のPTAグループが受賞しました。
会場で受賞のアナウンスとともに留学生たちは舞台に上がって喜びを分かち合い、会場からの多くの拍手に包まれていました。
留学生たちは2位獲得の歓喜に浸る間もなく、来年の大会に向けて「100枚の連凧を作って優勝を狙う!」と意気込んでいました。


留学生たちにとっては、日本の冬の風物詩であり伝統的な遊びである「たこあげ」を体験し、京都市内の子どもたちや保護者の方々とも触れあえる貴重な経験となりました。このような機会を提供して頂いた「京都こどもてづくりたこあげ大会」実行委員の方々をはじめ地域の方々にはこの場を借りてお礼申し上げます。